潜水事業部

Diving / CAD / Excel

陸上及び海上・水中の構造物の維持管理のための調査
各種調査データの解析・整理 等

港湾施設、橋梁、護岸、取水口——私たちの暮らしと産業を支えるインフラの多くは、水面下にその基礎を持っています。しかし水中の構造物は、目視が難しく、劣化の進行に気づきにくいのが実情です。

SeaChallenge潜水事業部は、10年以上にわたる潜水調査で培った技術と経験で、水中構造物の状態を精密に評価。「見えない不安」を確かなデータに変え、長期的な安全と効率的な維持管理を支援します。

維持管理調査業務

私たちSeaChallenge潜水事業部は、陸上・海上・水中にわたる構造物の維持管理調査を専門としています。10年以上にわたり潜水調査の現場で技術を磨いてきたベテランの潜水士が在籍し、複雑で難易度の高い環境にも柔軟に対応します。

目視調査・各種測定・データ解析までを一貫して手がけ、調査から報告までを安全第一・高い精度で遂行。お客様の状況に合わせた最適な調査計画をご提案し、水中構造物の長期的な維持管理を技術面から支えます。

対応可能業務例

潜水事業部は、水中構造物の調査・点検 → 測定・試験 → データ解析・報告を一貫して対応し、必要に応じた水中作業まで担います。単独でも、組み合わせても対応可能です。

1. 調査・点検

水面下の状態を、目視と探査で正確に把握。▶ 項目をクリックで詳細

目視調査(海上・陸上・潜水):劣化・腐食・生物付着を確認
構造物の状態確認の基本は、人の目で直接確かめること。海上・陸上・水中の各環境で、熟練の潜水士・調査員がひび割れ・剥離・腐食・生物付着などを確認します。やり方事前に調査範囲を打ち合わせ、潜水目視や水上からの目視で対象を一つひとつ確認。写真・動画で記録しながら劣化箇所をマッピングします。
水中撮影(写真・動画):劣化箇所を高解像度で記録
水中の状況を写真・動画で高解像度に記録します。点検記録や行政提出資料、補修前後の比較に活用でき、映像会社等の水中撮影補助も対応します。やり方水中カメラ・照明を用いて対象部位を接写・俯瞰で撮影。濁りの強い環境では近接撮影や照明調整で視認性を確保します。
水中磁気探査:海底・水中の金属物/埋設物を探査
磁気の変化を捉え、海底や水中の金属物・埋設物(管路・ケーブル・沈設物など)の位置を探査します。やり方磁気探査機を測線に沿って走査し、磁気異常の位置を記録・図化して対象物の位置を推定します。
海底土質調査:海底地盤の土質・堆積状況を調査
海底地盤の土質や堆積状況を把握します。浚渫前の調査や、構造物の据付前の地盤確認に用います。やり方採泥・サンプリングや音響探査等で海底の堆積層・土質を調査し、結果を整理します。
地中探査:地中の埋設物・空洞を非破壊探査
地中の埋設物や空洞などを壊さずに探査します。護岸背面の空洞調査や埋設管の確認に役立ちます。やり方地中レーダ(電磁波)等の探査機を地表に走査し、反射パターンから埋設物・空洞の位置や深さを推定します。
こんな場面で定期点検/災害後の緊急確認/補修前の現況把握

2. 測定・試験

目に見えない内部劣化を、数値で客観評価。▶ 項目をクリックで詳細

肉厚測定:鋼材の腐食減厚を計測
鋼管杭や鋼矢板は海水や干満帯で腐食し、板厚が徐々に減少します。残存肉厚を把握することで、構造物の耐力や余寿命を評価できます。やり方付着物をケレン(清掃)した後、超音波厚さ計を当てて板厚をmm単位で計測。複数の測点で測り、設計値からの減少量を評価します。
陽極調査・自然電位:電気防食の効果・腐食傾向を評価
鋼構造物の電気防食(流電陽極方式)が機能しているか、陽極の消耗状況と鋼材の防食状態を確認します。やり方取り付けた陽極の残存量(寸法・形状)を確認し、照合電極で鋼材の自然電位を測定。防食基準と照合して効果を判定します。
中性化試験:コンクリートの中性化深さを測定
コンクリートは大気中のCO₂でアルカリ性を失い(中性化)、進行すると内部の鉄筋が腐食しやすくなります。中性化深さを測り、鉄筋腐食リスクを評価します。やり方コアまたは斫り(はつり)面にフェノールフタレイン溶液を噴霧し、赤紫に変色する境界までの深さを測定します。
塩分含有量試験:塩化物イオン量を分析(塩害診断)
海洋環境ではコンクリート中に塩分(塩化物イオン)が侵入し、一定量を超えると鉄筋腐食(塩害)を招きます。含有量を定量し塩害リスクを診断します。やり方コアやドリル粉末を深さ別に採取し、塩化物イオン濃度を分析。鉄筋位置での濃度を発錆限界量と比較評価します。
アルカリ骨材反応試験:ASR(ひび割れ要因)を判定
骨材中の特定鉱物とコンクリート中のアルカリが反応・膨張してひび割れを生む現象(ASR)の有無や程度を判定し、劣化原因を特定します。やり方採取したコアを偏光顕微鏡観察や化学法等で分析し、反応性鉱物・反応の進行度を確認します。
鉄筋探査:かぶり厚・鉄筋位置を非破壊把握
コンクリート内部の鉄筋位置・かぶり厚(表面からの深さ)を壊さずに把握します。コア採取位置の決定や配筋確認に役立ちます。やり方電磁波レーダや電磁誘導式の探査機を表面に走査し、鉄筋の位置・かぶり厚・概略径を推定します。
コンクリートコア採取:試料コアを採取し各種試験へ
構造物から円柱状のコア(試料)を採取し、圧縮強度試験や中性化・塩分などの各種試験の供試体として用います。やり方コアドリルで所定径のコアを削孔・採取し、採取孔は無収縮モルタル等で適切に補修します。
こんな場面で補修要否の判断/塩害・中性化の診断/補修設計データの取得

3. 水中作業

調査で終わらせない。水中の作業まで対応。▶ 項目をクリックで詳細

足場設置:水中・水際の作業足場を設置
水中・水際での点検や補修作業を安全に行うための作業足場・作業基盤を設置します。やり方現場条件に応じて足場を組み、安全を確保したうえで後続の点検・補修作業を実施します。
落下物回収(サルベージ):沈下・落下物の回収・引揚げ
港湾内や水中に落下・沈下した物体(工具・部材・車両など)を探索し、回収・引揚げます。消防・警察・民間からのご依頼にも対応します。やり方探索で位置を特定し、潜水士が玉掛け・吊り具を取り付け、クレーン等で安全に引き揚げます。
船底掃除:船底の付着生物・汚れを除去
船底に付着した生物・汚れを除去します。入渠せずに対応でき、燃費改善や検査前清掃に有効です。やり方潜水士が専用工具で船底の付着物を除去し、必要に応じて状態を記録します。
こんな場面で作業足場の確保/落下物の回収/入渠せず船底清掃

4. データ解析・報告

データを、意思決定できる情報に。▶ 項目をクリックで詳細

データ解析・整理:調査・測定データを集計・分析
調査・測定で得た膨大なデータを集計・分析し、意思決定に使える情報へ整理します。やり方測定値・画像・位置情報を統合し、劣化状態が分かる形に整理・分析します。
劣化マッピング:劣化箇所を図面上に可視化
劣化箇所を図面上に可視化し、補修範囲や優先度を一目で把握できるようにします。やり方調査位置と劣化度を図面・展開図にプロットし、劣化マップとして作成します。
経年変化の比較:過去データと比較し進行度を評価
過去の調査データと比較して劣化の進行度を評価します。予防保全・長期的な維持管理に活かせます。やり方同一部位の過去データと現況を並べて差分を評価し、進行傾向を分析します。
レポート・報告書作成:わかりやすい報告書を納品
調査・解析の結果を、関係者が判断・説明に使えるわかりやすい報告書として納品します。やり方写真・図・数値・所見をまとめ、行政提出や社内稟議に使える形式で作成します。
こんな場面で維持管理計画への活用/補修優先度の見える化/行政提出資料

調査・測定・解析・水中作業のいずれも、単独でも組み合わせても対応可能です。
10年以上の港湾調査で培ったノウハウで、「見えない不安」を確かなデータと確実な作業で解消します。

目視調査

見えない劣化を、確かな目で捉える

港湾構造物の劣化は、小さな兆候から始まります。当社の目視調査では、熟練の潜水士が直接水中に潜り、構造物の表面を一つひとつ確認。ひび割れ・剥離・腐食・生物付着などを写真と動画で記録しながら、劣化の進行度を正確に評価します。

▼ 調査の進め方

  1. 事前打ち合わせ — 調査範囲・目的を明確化
  2. 潜水目視 — 熟練の潜水士が水中を直接確認
  3. 写真・動画記録 — 高解像度カメラで詳細に撮影
  4. 報告書作成 — 劣化箇所をマッピングし、分かりやすくレポート

陸上・海上・水中のいずれの環境でも、培ってきたノウハウで確実なデータ収集を実現します。

測定業務

数値で語る、構造物の”今”

「見た目は問題なくても、内部で劣化が進んでいる」——構造物の健全性は、目視だけでは判断できません。当社は各種測定機器を駆使し、肉厚・膜厚・電位などを定量的に計測。劣化の度合いを客観的な数値で評価します。

▼ 測定の進め方

  1. 測定計画の立案(測点・項目の決定)
  2. 水中・陸上での計測作業
  3. データの集計・分析
  4. 劣化評価レポートの作成
主な測定項目
  • 肉厚測定
  • 膜厚測定
  • 陽極調査
  • 中性化試験
  • 塩分含有量試験
  • アルカリ骨材反応試験

  • 水中磁器探査
  • 足場設置
  • 鉄筋探査
  • 地中探査
  • 自然電位
  • 海底土質調査

各種調査データの解析・整理

データを、意思決定できる情報へ

調査で得られる膨大なデータも、整理・分析されて初めて価値を持ちます。当社は港湾調査で得た各種データを、劣化状態が一目で分かるレポート形式に整理。維持管理計画や補修の優先順位づけに直結する、実用的な資料としてお届けします。

▼ 提供するアウトプット

  • 劣化箇所のマッピング図
  • 経年変化の比較データ
  • 測定値の一覧・グラフ化
  • 補修推奨度の評価
水中ROV調査の現場写真

潜水業務

調査だけじゃない。水中の”困った”に応える総合力

当社の原点は潜水業務です。調査・測定にとどまらず、水中での様々な作業に対応。経験豊富な潜水士チームが、安全を最優先に確実な作業を提供します。橋脚、桟橋、船底の点検から、水中構造物のメンテナンスや修復作業まで、多岐にわたるサービスに対応します。

水中カメラ撮影及びビデオ撮影
水中調査における記録写真及び記録ビデオを撮影します。また映像会社等からの依頼で水中撮影補助等も行います。

水中落下物探索及び回収
消防や警察及び民間から港湾内での落下物等の探索及び引上げを行います。

▼ 対応可能な水中作業(例)
水中撮影/落下物回収/コンクリートコア採取/足場設置/船底掃除 など

▼ 作業の進め方

  1. 現地調査・安全計画の策定
  2. 必要機材・人員の手配
  3. 潜水作業の実施(安全管理を徹底)
  4. 完了確認・報告

ご依頼の流れ

お問い合わせから納品まで

お問い合わせ・ご相談
まずは気軽にご連絡ください
現地調査・お見積り
現場を確認しお見積り
調査計画のご提案
最適な調査プランをご提案
潜水調査・作業の実施
安全管理を徹底して実施
データ解析・整理
取得データを分析・整理
レポート納品・ご報告
分かりやすいレポートを納品

各ステップで丁寧なコミュニケーションを心がけ、お客様の不安を一つずつ解消しながら進めます。

潜水機材リスト

弊社保有の潜水機材をご紹介します。下記リンクよりご確認ください。

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