港湾調査と熱中症とその対策!By 宮崎健 / 2025年9月8日 熱中症対策は厚生労働省も義務化! 昨今の猛暑日の増加とともに全国で熱中症の発生が増加しています。地球温暖化が進むと極端に暑い日が多くなり、より熱中症患者は増えていきます。消防庁の発表では、令和7年5月から7月までに全国で熱中症による救急搬送で出動した人員の累計が 59,218 人と、(調査を開始した)平成27年以降で2番目に多い数になっているのだとか。こうした現状に厚生労働省も、令和7年6月1日に熱中症対策を義務化するとして改正労働安全衛生規則を施行しています。これはWBGT(湿球黒球温度)が28度または気温31度以上の作業場で、継続して1時間以上または1日当たり4時間を超えて行われ、熱中症を生ずるおそれのある作業を行う際には、あらかじめ対策を定め、関係者へ周知することを義務づけるというものです。 港湾施設の調査の現場でも高まる 熱中症リスク 熱中症が進行し、ひどいケースになると、脳や脊髄などの中枢神経障害、臓器障害など、重い合併症や後遺症が起きる可能性もあります。これらは、特に体温が著しく上昇し処置が遅れた場合に起こりやすく、そうならないためにも早急な対応が不可欠となるのです。当社SeaChallengeが行っている港湾調査の現場でも同様に、熱中症の危険度は高まっています。夏季の港湾調査では、高温多湿の場所で作業することが多く、日陰の少ない作業場所やコンクリートなどの路面からの輻射熱(ふくしゃねつ/放射された熱が離れた物体に伝わる現象)も大きく影響します。そんな屋外での長時間作業や、ウェットスーツやドライスーツといったウェア類による体温上昇がさらにリスクを高めてしまうのです。 SeaChallengeの対策! こうした港湾調査の現場の状況、厚生労働省の改正労働安全衛生規則をふまえ、当社では、業務に関わる人員の熱中症被害の発生と悪化を防ぐ対策が万全になるよう日々努めています。各現場のリーダーがWBGT計を携帯し、常に状況を把握。潜水作業においてはウェット・ドライスーツに着替える前に潜水者と陸上作業者で体調の確認をし、その際、少しでも不安を感じるようであれば作業を中止します。どの現場においてもすぐに移動・休養できる場所を確保し、水分や塩分補給を行い、長めに休息をとることも徹底。さらに、屋外で作業する潜水士だけではなく、屋内で作業するスタッフにも冷房・水・氷・塩分補給物・冷却シート等を常備するなど、当社は万全な環境を整えています。 SeaChallengeは「ISO 45001」を遵守! 当社は、職場の管理下で働くすべての人に、職場の安全と衛生に関する正しい意識を自覚させ、負傷・疾病の予防、安全で衛生的な環境で業務を遂行させるために、労働安全衛生マネジメントシステムを構築。労働安全衛生マネジメントシステムに関する規格である「ISO 45001」を遵守し、認証を取得しています。各種インフラの保全管理のための調査を通じた社会貢献と、働く人々が笑顔でいられる環境を提供し事業を続けていく社会貢献の両方を意識し、積極的に行動する、株式会社SeaChallengeはそんな企業です。 お見積り、資料請求など、お気軽にご相談ください お問い合わせフォームへ ROV/UAV、BIM/CIM等 045-294-4255 潜水、維持管理業務等 045-744-9481