水中の世界をのぞく窓──水中ドローンが変える観察のカタチ

私たちの身近にある海や川、池の中は、実はあまり知られていない「未踏の世界」です。
目で見えない場所だからこそ、長らくその調査や観察は「潜ること」が前提でした。

 

しかし、近年急速に広まっているのが「水中ドローン」。
まるで水中を泳ぐカメラのように、私たちの代わりに水中世界を映し出してくれます。

水中ドローンって何ができる?

水中ドローンは、小型の無人潜水機です。
高解像度カメラを搭載し、前後左右・上下に自由に動きながら、水中の映像をリアルタイムで送信。
操作はタブレットやコントローラーで行え、初心者でも比較的簡単に扱えます。

たとえば――
・漁港や堤防の水中構造の観察
・海底に沈むゴミや人工物の確認
・生き物の生態の観察
・水族館や教育機関での体験学習
など、幅広い分野で活用されています。

「潜らず観察できる」というメリット

これまでの水中観察は、潜水士やダイバーが現地に行き、限られた時間内で調査を行っていました。
しかし、水中ドローンを使えば――

  • 潜水リスクなし

  • 長時間の観察が可能

  • 誰が見ても同じ映像(記録性・再現性の高さ)
    といった、数多くの利点があります。

また、寒冷地や水深の深い場所など、人が入りにくい環境にも対応できるのが魅力です。

“観察”のハードルを下げる

観察と言うと、研究者や専門家のためのものと思われがちですが、
水中ドローンはそのハードルを大きく下げてくれます。
学校教育の現場や観光地での体験コンテンツとしても活用され始めており、
「誰でも水中の世界をのぞける」時代が、すぐそこまで来ています。

水中の“発見”が未来をつくる

見えなかった世界が、見えるようになる。
そこにあるのは、驚き・発見・学び──
そして、水中環境への新たな理解です。

水中ドローンは、単なる道具ではなく、
「水の中をもっと身近にするためのパートナー」なのかもしれません。

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