桟橋下面調査システム

桟橋下面調査の長年の課題

港湾施設の点検・調査において、桟橋の下面は最も調査が難しい場所の一つです。従来の手法では、潜水士が目視で点検したり、特殊な機材を使って撮影する方法が取られてきました。しかし、以下のような課題がありました。

  • 作業の危険性:潜水士が狭く複雑な桟橋下面を調査するのは危険が伴う。
  • 時間とコスト:目視点検には時間がかかり、多くの人員とコストが必要。
  • データの不完全性:限られた視野しか確認できず、調査結果にムラが出やすい。

こうした課題に対し、私たちはついに「水上ドローンを用いた360度撮影システム」を開発しました。これにより、桟橋下面調査が大きく変わります。

水上ドローンと360度撮影技術

新たに開発した桟橋下面調査システムは、水上ドローンと360度撮影技術を組み合わせた革新的な調査手法です。

システムの特徴

  • 水上ドローンの活用
    ドローンを水上で走行させるだけで、複雑な桟橋の下面を自動で調査します。

  • 360度撮影システム
    全方向の映像を一度に取得できるため、死角なく桟橋下面の状況を記録します。

  • データの高精度化
    収集した映像データを解析することで、劣化状況や損傷箇所を正確に把握できます。

  • 効率的なデータ収集
    ドローンを走らせるだけで広範囲のデータが短時間で取得可能。これにより、作業時間やコストの削減が実現します。

システム導入による効果

このシステムを導入することで、桟橋下面調査は以下のような効果が期待されます。

(1) 調査の効率化とコスト削減

従来の潜水士による調査に比べ、時間は大幅に短縮され、作業コストの削減とともに、効率的な調査が実現します。

(2) 安全性の向上

潜水士が危険な環境で調査する必要がなくなり、安全な場所から遠隔で調査を進めることができます。

(3) 高精度なデータ収集

360度撮影によって、桟橋下面の状況を隅々まで映像化でき、点検の精度が飛躍的に向上します。映像データは記録として残せるため、劣化の経過観察や維持管理計画にも役立てられます。

桟橋下面調査の未来を支える新技術

長年、多くの課題を抱えてきた桟橋下面の調査ですが、水上ドローン360度撮影技術の組み合わせにより、その効率化・安全性・データ精度が飛躍的に向上しました。

「桟橋下面調査を、もっと安全に、もっと効率的に。」
私たちの新システムは、港湾施設の維持管理を支える革新的なソリューションです。

ご相談・お問い合わせ

弊社では、この水上ドローンを用いた桟橋下面調査システムの導入・運用をサポートしております。

  • デモ調査の実施
  • 導入に関するご相談
  • 調査結果の電子納品対応

港湾施設の調査や点検でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
「新技術で港湾施設の未来を守る。」
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